地域の問題解決型の授業の中でデザイン思考を使っています。この授業は、福井県内の高等教育機関(大学、短大、高専)に所属する学生が履修できるのだが、デザインを専門とする学生はほとんどいないので、地域の問題をどう取り扱うかというフレームワークとしてデザイン思考を使っています。
デザイン思考には、共感、問題定義、創造、プロトタイプ、テスト、という過程があります。この中では、共感から問題定義が一番難しいです。本当は、一度、問題定義をしたあとで、再度フィールドワークをして、それを修正(またはひっくり返す)ということもやった方がいいのですが、授業の中でやっていると、時間的な制約から、エイヤッと決めて次に進んでしまうことが多いです。
今回実施する「コトのデザイン実践講座」では、この難しい共感から問題定義のところを、デザインが専門の講師から、いつも使っている方法を伝授してもらい、実際に試行錯誤をしながらやってみるという講座です。
対象となっている課題の周りにあるモノゴトを眺めて、記録して、整理して、アイデアを出すという、問題解決(の前段階の問題定義)に対するまったく新しいアプローチを体験することができると思います。
ご興味がある方は、こちらをどうぞ。
https://safeology.org/wp/ws/ws20200516/